1 転職活動を始めるにあたり、やるべきこと
何からはじめたらいいか、何をすべきか
1-1 転職の動機を再確認する
あなたが何故転職しようと思ったか、給与を上げたい、勤務形態を改善したい、違う仕事をしたい、人間関係の悩み、いろいろあると思います。
物理的な条件面、人間関係等の労働条件、将来性、仕事内容について、整理してみてください。
それにより、現在の会社に残るべきか、転職をすべきかが明確になります。
一時的な感情の場合はもっとも注意が必要です、時間が解決することも多く、時間軸にもよりますが思いとどまるが肝要です。
しかし、仕事内容や給料、勤務地等の問題になると、解決できないときがあります。その際は、転職活動をしてください。
1-2 自己分析する
基本的には、何故を繰り返し、掘り下げることです。
- 何が好きか、
- 何を得たいか、
- 何をしたくないか、
- 何を得たいか、
- 何がきらいか、
- 何を得たいか、
- どうなりたいか、
その理由が何故か考えてください。
そうすることで、頼られることが好き・きらい、人に管理されたくない・されたい、などがわかってきます。もちろん、自分の意向を全て満たせる職場はなかなかないでしょうが、譲れない条件は見えてきます。その譲れない条件を明確にすることが転職活動の軸になります。よく面接でも、「転職活動の軸は何ですか？」と聞かれます、その際の役にもたちますので、是非、自己分析は行ってください。
1-3 興味がある企業・業界の分析
関心ある企業が決まっている場合で、かつ上場している会社の場合は、会社HPのIRを見ましょう。決算説明会資料、有価証券報告書を見れば、その会社が目指していること、また現在の状況を確認することができます。従業員数から、給与、どれくらい研究開発費・広告費をかけているか、ヒストリーもわかります。もちろん、現在の役員の経歴もわかりますので、なんとなく雰囲気をつかむことができるでしょう。
企業までは特定していなく、業界が決まっている場合は、その業界のリーディングカンパニーといわれる企業のHPをチェックしてください。先ほどと同様にIRをチェックしてください。また、業界の本を読むこともオススメです、本を読むことで、知らなった事実、企業を発見することができます。
また、興味ある業界の求人数を調べてみるのもいいでしょう。アグリケーション系のサイトで検索すると、求人数、平均給与などが調べられます。
保育園ですと、法人形態が、社会福祉法人、株式会社、NPO法人などが大半です。どの形態があなたに合うか考えてください。保育園で上場している法人は、売上、収益を上げることを目的にしています。それは株主の期待に応える必要があるので当然です、見方を変えれば、園数を増やす必要があり、恒常的に人員不足の可能性があります、一方先進的な考えで、ICT,DXを取り入れ、効率的な運営をしている場合があります。必ず面接だけでなく、見学をして確認することが肝要です。
2 面接の準備について
いざ面接の際の事前準備は何が必要か
2-1 履歴書、職務経歴書を準備する
書き方は、「履歴書 書き方」、「職務経歴書 書き方」とサイトで検索すれば出てきます。上位表示された記事を参考にしてください。
2-2 面接の練習
練習相手がいる場合はシンプルに練習してください。
練習相手がいない場合は、鏡の前で実際に声を出して練習してください。また、スマホで撮影してチェックしましょう。話し方、声の大きさ、表情、言葉使いをチェックしてください。自分が思っている以上に下手なことが多いです、ただ、練習すれば必ずよくなりますので、10回くらい反復してください。
2-3 志望動機のチェック
志望動機はじっくりと考えてください。あなたが希望する仕事なのかという再確認にもなります。企業のHPは勿論、可能ならば書籍、雑誌等も含め、その周辺全般の知識を増やしましょう。それから、自己分析した結果を融合し、志望動機を練っていきます。志望する理由が給与等の条件編重ではなく、仕事内容、将来性にフォーカスできているか、客観的にチェックしてください。最終的に、企業のビジョンに共感し、何故その事業内容をやりたいかを説得力ある言葉で話すことが大切です。
3 まとめ
転職を成功させるには、給与等の労働条件も大切ですが、転職の動機、転職先企業のビジョンが、あなたの意向と重なっているかが大切です。働くことによる対価は、給与だけでなく、精神的な満足感もかなりのウエイトを占めます。ウィークデイは、そのほとんどを会社で過ごします。自分の仕事が何に繋がっているか、何の役に立ち、世の中にどんな影響を与えているか考えることありますよね。そのためにも、転職の動機、自己分析、条件をトータルにチェックして、探すことをこころがけてください。